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「日中関係」の国会会議録まとめ

<ダボス会議(2014年)での安倍総理の発言>

【2014年1月28日/衆/本会議】
◆質疑要旨(海江田 万里/民主党・無所属クラブ)
 安倍総理はダボスで、第一次世界大戦前の英独関係と今日の日中関係を同一視した発言(注1)が物議を醸した。欧米のマスコミは総理の発言に驚愕している。フィナンシャル・タイムズの社説は、1914年の欧州と現在の比較そのものを日本の総理大臣が容認したということは、ぞっとするほど恐ろしい、扇動的だとしている。
 マスコミは事実を伝えていないなどと責任転嫁する前に、例えが不適切であったことを認め、日本と中国は絶対に武力衝突をしない、私は絶対にさせない、日本はアジアの近隣諸国とは再び戦火を交えないと、この場で断言すればいい。ぜひおっしゃっていただきたい。

◆答弁要旨(安倍 晋三/内閣総理大臣)
 二度と戦争をしてはいけない。当たり前のことである。ダボス会議でも、私は、そうなってはならないということを述べた。会議にいた日本のマスコミ関係者にお聞きいただければ、私の発言に何の問題もなかったことがおわかりいただけると思う。

(注1)菅義偉官房長官が2018年1月23日の記者会見で発言全文を読み上げた。内容は次の通り。「尖閣諸島については1895年に日本の領土となったものである。日中両国は互いに最大の貿易相手国であり、日本企業の進出により中国も雇用を創出してきた、切っても切れない関係である。したがって、一つの課題ゆえに門戸を閉ざしてはならず、戦略的互恵関係の原点に戻るべきである。条件を付けずに首脳会談を行うべきであり、首脳会談を重ねることで両国関係の発展の知恵が生み出されると思う。(日中が軍事衝突する可能性について記者から質問されたことに対して)ちなみに、今年は第1次世界大戦100年を迎える年である。当時、英独関係は大きな経済関係にあったにもかかわらず、第1次世界大戦に至ったという歴史的経緯があった。ご質問のようなことが起きることは日中双方にとり大きな損失になるのみならず、世界にとり大きな損失になる。このようなことにならないようにしなくてはならない。中国の経済発展に伴い、日中の経済関係が拡大している中で、日中間の問題があるときには相互のコミュニケーションを緊密にすることが必要だ。」