記事一覧

「格差・貧困」の国会会議録まとめ

<格差と貧困の解決に向けた決意と具体策(2014年 安倍内閣)>

【2014年1月28日/衆/本会議】
◆質疑要旨(海江田 万里/民主党・無所属クラブ)
 一見順調に見える安倍経済政策も、金融緩和と円安誘導、大企業優遇と財政出動による公共事業の大盤振る舞いがその実態である。
 総理が出かけたダボス会議(注1)。会議に先立って発表されたグローバルリスク報告書2014年版では、2014年に世界が直面する最大のリスクは所得格差問題の悪化だと指摘している。しかし、総理のダボスでの冒頭演説は、所得格差の問題には一言も触れられていない。
 今、世界でも日本でも大きな課題となっている所得格差の拡大、格差と貧困の定着を打破する決意と処方箋が一番の課題である。総理自身の言葉で、決意と具体策をこの場で改めて語ってもらいたい。

◆答弁要旨(安倍 晋三/内閣総理大臣)
 格差については、格差が固定しないと同時に、誰もが何度でもチャンスがあるということが重要であり、頑張る人は報われる社会をつくっていかなければならない。また、弱い立場に置かれた人々には、自助自立を第一としつつ、共助と公助を組み合わせて、しっかりと援助の手を差し伸べていかなければならない。
 また、我が国は、長年にわたりデフレが継続し、賃金も伸びていなかった。こうした中で、特に低所得の人々の生活に大きな影響が出ている。このため、政府としては、デフレ脱却・経済再生に向け、企業収益が雇用拡大や所得上昇につながる経済の好循環を実現し、国民生活に経済成長の恩恵が幅広く行き渡るようにしていく。

(注1)世界経済フォーラムがスイス東部の保養地ダボスで毎年1月に開催する年次総会